衆院選結果、北朝鮮への圧力さらに強まるんですかね
衆院選が終わり、現在の安倍首相が続投するとの見方が強いらしいですね。
今回の衆議院解散には、「北朝鮮の脅威」というのが争点となり、
韓国から来てここで外国人として選挙権もない私としては
自分の国のことが他国で「国難」と認識され、
政治体制の再編にまで至ることにびっくりしました。
そして、北朝鮮を大学専門としている学生として
人のことじゃないという気持ちで今回の選挙を見守りました。
日本政権を強く非難しました。
総選挙の争点の1つに北朝鮮への対応を掲げたことに触れて、「荒唐無稽な詭弁(きべん)」と断定し、「朝鮮半島情勢を口実に『安全保障問題』の重要性と平和憲法修正の必要性を説き、国民の心を取り戻そうと狂奔した」と主張した。
北メディアが衆院解散に論評「独断行った」|日テレNEWS24(2017年10月1日 13:50)
選挙が終わったあとも、「脅威」と自分たちを名指しした
自民党の圧勝で終わると、
またまた国営メディアから日本に伐倒を…
「北朝鮮の核の脅威」による国難の突破を名目にした衆院解散について「何の大義名分もない」と批判し、日本が「米帝侵略軍」を駐屯させ、自衛隊と合同訓練を行っていると非難した
北朝鮮、国難突破論を批判=日本に「強硬な自衛的措置」 (時事通信) - 10/23(月) 8:23
まあ、日本のメディアでも安倍さんが改憲への動力にするために
政治的な目的で早期選挙に挑んだのだとの分析もありました。
「脅威」であること、
もっと正確に言えば「脅威であると見せかけて主張する」ことは事実です。
なので、そんな非難をする資格が北朝鮮にはないと
私は思いました。
ともかく、選挙の直後も面白かったです。
みんなタイミングを待っていたかのように、
日米大統領や、日米韓の国防相らが続々と会談を行って
北朝鮮へのさらなる圧力をかけることに協力しようという意思を明らかにしました。
もちろん、その圧力と制裁の目的は北朝鮮の核放棄。
昨日の日経には、
「北朝鮮はいくら制裁を受けても
核兵器を自分たちを守る命を考えるため絶対に諦めないし、
だから、経済的に圧迫があっても
軍工業優先の経済政策を維持するために
民間生活を先に捨てる選択をする」との旨のコラムが掲載されました。
(ネットからは有料なんですね。。。)
ポイント
○ここ5年は年3~7%の経済成長の公算
○農工業で生産者への誘因高める改革進む
○現政権が20年続くシナリオ想定し対策を有料なんですね。。
そして、私をがっかりさせた内容が、
「北朝鮮の経済は現在私達の想像より良くて
これから20年続くかもしれない」
北朝鮮の経済が豊かになること自体は、
住民たちの暮らしがよくなることなので、それはそれでいいです。
しかし、その豊かさが住民の暮らしの直結するんじゃなくて
核やミサイルの開発に費やされることはいうまでもなくて、
実際はまともな国家経済の発展によって支えられているわけじゃなく
住民たちが闇市場で商売をして自力でなんとか生計を立てている場合が多いらしいです。
このまま北朝鮮政権が核ミサイル開発を続けるなら、
国際社会からの制裁はより強くなるだろうし、
さっきのコラムの見方によれば、
制裁が強くなると北朝鮮住民たちの生活支援が真っ先に途切れます。
そして、いろいろな制裁の影響で
住民たちの闇市場での収入も打撃を受けます。
結局、被害を受けるのは住民だけじゃないか!!!
と思いましたが、、、、、
よくよく考えれば、それにしても制裁を続けなきゃいけないのは。。。
先日新聞で読みましたが、
北朝鮮制裁は直接な経済打撃を与えるためというより、
これだけ、国際社会の意思は毅然としていて
いくら北朝鮮が挑発をして脅かしをかけても
核は認めない。そして、
挑発をすればするほど、それに相応する制裁が加わる。
という。。。要するに、
「核はあなたたちを守ってくれないよ」というのを見せるためだそうです。
今、世界は北朝鮮にこの簡単な事実を納得してもらうために
辛抱強くルールに則った対応を続けていますね。
いっそ、先制攻撃を!を叫ぶ人は、
短気で大人らしくないだけじゃないかと思い、、、
私も反省しました。