北朝鮮非核化は昔から世界共通の目標だったわ!
先週の南北首脳会談直後発表された共同宣言。
まさか「非核化」という言葉がそんなに全面に出るとは
少し予想外でしたね。
非核化が宣言されるか、終戦宣言がなされるか
関心が高かったですが、終戦宣言は後日を期待するようになったものの、
非核化が宣言のはじめから出たときには、正直驚きました。
韓国政府も宣言が宣言に終わらないよう
その実践に意気込んでいる模様です。
周辺国から首脳会談での合意への支持を得て
非核化を世界の問題として解決に向けていこうとしています。
よく考えてみれば、世界が北朝鮮非核化のために
頭を合わせて協議し、協力を約束するのは
珍しい風景ではありませんね。
以前から同じ目標の下、国連で議論をし、
今は制裁・圧力の段階を経て「合意」「実践」の段階に至ったと理解すればいいのでしょうか。
「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)
と、目標はより具体的に、鮮明に、そして強烈になって
これからは手段を特定し、一つ一つ手順を踏んでいく段階です。
これまで「最大限の圧力」方針を続けてきた日本も
北朝鮮との関係改善の意向を明らかにしました。
特徴と言えば、
日本は北朝鮮関係において「拉致」問題が一番大きいので
日本の目標は
拉致、核・ミサイルの諸懸案を包括的に解決
となっています。
つまり、核だけじゃなくて
今回の機会を日朝関係改善まで持っていき、
拉致問題まで「セットで」(=包括的に)解決するとの意志の表しでした。
当たり前だと思います。
これは日本だけじゃないということ。
拉致問題は広い意味でみれば「人権」の問題です。
米国も今は核問題の解決を優先に力を入れていますが、
「人権も忘れていないよ!いつか手を出すよ!」というメッセージを出しています。
核問題を巡って
想像もしなかったような「解決への流れ」が
今現在振り広げられているように、
世界の要求として流れを作っていけば
拉致問題の解決も遠くはないと考えました。
もうその流れは始まっているんじゃないかと思うほど、
信じています。