ー東京留学中ー

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日本の北朝鮮政策、転換か 【圧力→対話】

北の弾道ミサイル施設「発射台撤去」…米で分析(読売新聞)

headlines.yahoo.co.jp

 

米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮研究グループ「38ノース」は7日までに、北朝鮮ミサイル実験場の1つ解体した形跡が見られるとの衛星画像の分析結果を明らかにした。

 

 

今日38ノースからの便りでしたが、

北朝鮮豊渓里地域の核実験場の廃棄作業の際には

マスコミ関係者だけが参観し、

肝心な核専門家は参加しなかったことで、

核施設の廃棄を確実に検証できなかったとの批判がありました。

私もテレビで実験場爆破の場面を見て

「これは夢か」と思いつつ

頭の奥のどこかで「専門家の不在」が気がかりでした。

 

しかし、アメリカの38ノースは

多分世界で一番信頼度が高い北朝鮮研究機関なので

こればかりは信じていいかと思いました。

 

まあ、でもこんな意見もあるっちゃあります。

バランスの取れた判断のために参考までに。

headlines.yahoo.co.jp

 

そして、

金正恩が軍のトップ3を交代したとのニュースもありましたね。

www.newsweekjapan.jp

 

おそらく、12日の米朝首脳会談を控えて

長い間行われている事前交渉で

満足できるような成果があってそれに対し誠意を見せているのか、

それとも、成果を得るために非核化への意志をはっきり証明するためなのか、

その背景については断言できませんが、

とにかく、軍幹部3人の交代の意味は

確かに「非核化への意志の表明」であると言えます。

 

 

まだ12日の首脳会談の結果を楽観するには

時期尚早かもしれませんが、

両側がマスコミに対して発言する内容だけでは

詳細はお互い拮抗しながらも

なんとか合意へつなげていきたいという両首脳の意志は伺えます。

 

そんな中、

先日「最大限の圧力という言葉はもう使いたくない!」という

トランプ大統領の発言を意識したのか、

日本はこれまで主張してきた「圧力」路線から転換しつつある気がします。

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これまで、

12日の米朝首脳会談の際に

日本の拉致問題も議題に入れたいと要請してきたんですが

これからもって進んで

拉致問題は日朝間で解決する」という方針の打ち出しが必要だと思います。

現在、日本が米朝間の事前交渉の流れに合わせて

少しずつ立場を変えていると思われますが、

マスコミなどの分析を読む限り、

今日本の立場がアメリカ側に十分吸収されていないとのことです。

 

ずっとこの方向を固執したら、

日本は拉致問題の議論を求め続け、

12日の会談でアメリカは北朝鮮と日本の拉致問題を取り上げ、

北朝鮮の主張を飲み込んでそれを公表してしまう。。。

危険な方向に流れるかもしれません。これはマジ最悪の最悪。

 

私がかなり前から前から

日本政府の焦燥感から出ると思われる

日本らしくない対応を懸念し

拉致問題を今回の首脳会談と分離して対応すべきと主張してきました。

「落ち着いて」「北朝鮮と話せるタイミングを図る」べきだ

「先進国として」「国際社会の平和に向けた建設的な役割をまず果たす」べきだ

と提案してきましたが、

やっと、落ち着きの軌道に戻ったんですかね。。。。

(もちろん、私なんかの声が官邸に届いての結果だとは思いません笑)

 

 

日本の拉致問題は解決すべき大事な懸案ですが、

私としてはどう考えても

これは「人権問題」枠の中で議論されるべきで、

今回の米朝首脳会談は「北朝鮮非核化」が焦点であり、

これだけでも完全な解決まで何度もの危機が予想される

難易度超超超ハイレベルの問題なので

今回に限ってはこれだけに集中したほうがみんなに良いと考えます。

後に北朝鮮が国際社会の理性的な一員として定着すれば、

チャンスを図って、日本拉致問題を解決していくべきでしょう。

 

ある国際人権団体はこんなことを訴えたそうですが。。。

日本と拉致問題協議を=国際人権団体、金正恩氏に書簡(時事通信

 私はこのタイトルの中で一番強調したいところは

「日本と」です。

いくらアメリカが強いと言ったって、

日本の拉致問題北朝鮮が「アメリカと」話す問題ではないと思います。

 

日本人拉致問題の解決に向け、日米が協力することも改めて確認した。(日米外相、北の完全な非核化確認 米朝会談前にすり合わせ(ロイター)

アメリカのベストは「積極的な協力」です。

 

 

あなたは日本人じゃないから、

やっぱり冷たいな!と思う方いるかもしれません。

しかし、これこそが、日本人じゃない「北朝鮮」、「米国」、

そして他の外国の考え方とも言えます。

特に、首脳会談も「取引」と考える

「ビジネスマン」トランプからすれば、

ぶっちゃけ「None of my business」です。

これを聞いてくれるとしてもトランプさんは必ず

「What can you give to America, then?」です。

 

つまり、この考えから離れかけたパターンでアプローチすれば、

問題は解決より膠着するだけで、

最悪、国際社会で日本だけが違うことを言っている印象を残します。

本当にこれは、日本で勉強している人として、

日本に来て、拉致問題に関するいろんな話を聞き、

これは本当に解決したらいいな!と心から思った人間として

言っていることですもの。。。。